歴史沿革から本質を掘り出し発信するツール
「理念年報」
【背景】
「資本」は①番に位置し、「資本金=現金」は「資産」となり②番に位置します。「現金」を「費用」に変え事業活動することは③番に位置し、結果もたらされる「利益」は④番に位置しています。
創業時は活動実績も決算実績もないので「損益計算書」は存在しません。投資家や金融機関が実績もない企業に出資や融資という形で「現金」を提供するのは、①番「資本=理念」への期待と信頼があるからです。もっと言えば「理念実現」が「利益」を創る源泉であり、その確信があるからこそ、大きな資金投入の判断が可能となるのです。つまり「理念」を販売して「利益」を得ることが商売の本質ということになります。
しかし、創業経験のないビジネスマンは「損益計算書」による判断が習慣化しているため、過去実績から未来を予測しようと試みます。成長市場、成熟市場であれば、この判断基準は一定の確率で機能します。
ところが、今、私たちは新型コロナによる世界共通の急激かつ本質的なビジネス環境変化の渦中にいます。また、AIの登場など科学の進化により大きな産業革命の最中にあります。あらゆる企業の未来が、これまでの実績の延長上での予測が不可能な環境へと追い込まれました。(ex.トヨタの豊田章男社長は“過去に時間を使うのは自分の代で終わりにしたい。トヨタらしさを取り戻す” “トヨタの使命は幸せの量産”とご発言されています。)
【現状】
企業は様々なWeb手段を活用してマーケティングを行い、マーケットからの信頼を勝ち取ろうと努力しています。ベーシックな手段はHPです。そこに表現される情報のほとんどは、会計図の中の③、④番目に位置するこれまでの実績・沿革・今取り組んでいるサービス・すでに計画されている事業などの情報が中心です。
【問題点】
世界が過去実績の延長線上では安心信頼しないマーケットに変化したこと。
【課題】
「我が社ならではの信頼を勝ち取る本質情報」発信によるマーケティングの必要性。
【対策】
会計図の中の①番「資本=理念」に焦点を当てた理念特化型のHP・ブログを制作し、まずは社内発信により社員の意識改革を推進する。その後、社外発信用に編集する。
(投資家や金融機関が実績のない企業に資金投入判断するレベルの情報を魅力的に表現)
【具体策】
手段:
内容:
備考: |
〇理念特化型HP「理念年報(Philosophy Annual Report)」の立ち上げ 〇「理念年報」 による「理念運用」をスタート
I. 企業理念 II. エピソード(沿革) ① 「Period(期間)」 ② 「Philosophy(その期間を象徴する理念)」 ③ 「Goal(その期間の目標)」 ④ 「Environment(経営環境)」 ⑤ 「Story(象徴的な出来事)」 ⑥ 「Result(成果)」 ⑦ 「Method(方法)」 III. 理念キーワード ① 「ワード」 ② 「コンセプト」 ③ 「概要説明」 IV. ステークホルダー共有ページ ① 社員へのメッセージ ② 協力会社へのメッセージ ③ 顧客へのメッセージ ④ 求職者へのメッセージ V. ビジョン ① 長期 ② 中期 ③ 短期 VI. トピックス(最新情報)
継続更新
※1 「理念年報」は弊社の商標です。(商標登録出願中) |