12/28/2023
・・・、対話はときに「対決」に近いものになる。自分とはなんらかの意味で異なる存在と話し合うとき、そこには対決が生じるのも当然。しかし、その対話をごまかさず継続することで新しい展望がひらかれてくる。 真の対話の尺度は、そのことによってお互いに何らかの発見をなし得ているか、ということ。(「対話する人間」河合隼雄著 講談社 より)...
10/02/2023
感情は意識化されている。つまり、「悲しい」とか「腹が立つ」とか「落ち着いている」とか言葉にできる。ところがそれ以前の動き、名前のつけられない動きがある。それを何と呼ぶかは学者によって違う。一応エモーションと呼ぶ。われわれの心の中ですごいエモーションが動いている。それが意識化されて感情になっていく。さらに洗練されていくと、いろんな表現の筋道ができてきたり、インテグレーションが行われる。(魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫) より) ※「エモーション⇒感情⇒インテグレーション⇒行動」に関し、「理念が行動をつくる」Respect,inc.視点から観ると「エモーション⇒感情⇒インテグレーション」=「理念」となります。理念が自然な内面コントロールを行い揺るぎない行動を起こす企業経営と「感情」の関係が密接であることが解ります。
08/07/2023
ドイツの天才哲学者マルクス・ガブリエルが説く“倫理が勝つ”未来。 富とは、富を共有する可能性であり、他者のために善いことをする可能性です。富を倫理観に基づき再配分することを、ゴールに設定すべき。それが完璧なインフラ。...
07/06/2023
ビジネスが成功するかどうかは、誰にもわかりません。論理性、合理性で成功するように計画しますがどうなるかわからない。...
06/04/2023
・・・たとえば上司の一言で、無意識に怒りが誘発された人は、それを抑止しているものの、そのあともイライラして仕方がない。このイライラは上司への反撥として流れ出そうとした心的エネルギーが、それを止められたために、出口を求めて流動していることの意識的体験である。ところが、家に帰って、子どもを叱りつけて、そのあとでイライラが解消してしまう。上司によって流れを誘発された心的エネルギーは代理物を見出すことによって流出し、平衡状態がもたらされる。(「無意識の構造(河合隼雄著、中公新書)」) 「心的エネルギー」という概念を「理念経営」の視点から考え下記に記してみます。 揺るぎない経営をする経営者の「心的エネルギー」は、自身に降りかかるあらゆる現実を「理念」という一貫した出口を通して流出させる習慣化がなされていて、揺るぎようのない平衡状態が常時保たれているように感じます。
05/04/2023
sansanの寺田社長の講演を拝聴しました。 印象に残ったワードが「定性感覚」と「定量感覚」。 新型コロナによる経営環境変化をきっかけに、“今のsansanビジネスモデルで起業したいだろうか”と自分に問いかけられたそうです。答えは“No”。そして、定量感覚が合致してきたそうです。...
04/01/2023
理論が首尾一貫していれば客観性は増す。そのような客観性の増大は、感覚的経験から出発しながらも、遥か彼方の広大な実在のヴィジョンに導く。そのような知的情熱と結びついた客観性を形式化された空間・時間としての客観性と区別することが必要。(臨床の知とは何か〈中村雄二郎氏著 岩波新書刊〉より抜粋)...
02/28/2023
精神分析学者エリク・エリクソンが使い始めた用語。 昨日の私も私、いま現在の私も私、これからの私も私。私は唯一同一の人物であることを歴史性をもって、はっきりと確信して生きていることが大事ということで、アイデンティティと言い出した。...
01/31/2023
「正しいけど何かが違う」という感覚は意識の世界・論理の世界で必ず起こる。 無意識を意識すると「違うけど正しい」という「真の正しさ」に至る。そして、 お互い「真に違う」を承認する意識が生まれWinWinに至る。...
01/27/2023
以前、「ダイバーシティー」=「個性化」=「自己実現」=「真のリスキリング」について触れましたが、同じ文脈で「個人」だけでなく、「法人」も同様と考えます。...

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